一度閉鎖したブログなのですが。。。アメフトの面白さに観戦記を記すことにしました。その日のノリで応援チームを決め、チアリーダーをデレデレ眺めながら一生懸命応援する変なオヤジのブログです。


by quesaisje00

オーストラリアで化け物アリが猛威をふるっているらしい

 原題はCrazy ants to meet their doom 狂気のアリが自らも滅ぼすといったところか.

 婚姻飛行してその地に新しくコロニーを作るという機能を失ったことが要因で,1平方キロに1000以上という異常密度に達し,植物や無脊椎動物を食い荒らしているらしい.
 それで

"This little ant will destroy our culture, our land, our life, so we need to kill it now," says Djawa Yunupingu, senior ranger for Dhimurru in northeast Arnhem Land.

 なんて言われていて,これを駆除すべしという急先鋒は地元の生物学者とのこと.

 普通こういう生物の異常発生は,ほっておけば捕食関係,えさ,ホルモンのバランスなどの要因が働いて,生態系システムが調整するはずだし,異常発生を即座に駆除という考えかたには長期的にみて危険が多いですね.ただ,オーストラリアのように生態系が特殊で,外から人の手によって持ち込まれた種がはばをきかせているような場所(といっても,現在手付かずの自然が残っている場所などあるのかどうかわからないですけど)ではある程度人間の手による生態系バランスの調整を考えざる得ないかもしれない.基本的に,どれくらいの種がそこに住んでいるかなどが主な要因になって,環境変動への耐性が形成されていると考えると,アリだのカエルだのが異常発生するにはオーストラリアはもってこいの地なわけで...
 アフリカの自然保護官の主な仕事の一つは,”緑を守るために”一定のアフリカ象を銃で撃ち殺すことだという話をたしかデズモンド・モリスの『動物との契約』 で読んだけど,単にヒューマニズムから自然を自然のままに,という考えが常に正しいかどうかはわからないな.外来生物を駆除するためにさらに外来生物を導入するような愚挙は避けなければならないし,アボリジニの生活がすでに脅かされているということからも,何らかの対策は取らざる得ないんでしょう.natureにはこのアリだけが選択的に好むfishballを使って駆除するという策が掲載されていました.これをやるなら一斉に,大々的にやらないと,この手段に対する何らかの対策を『覚えてしまう』可能性が考えられますね.食べないとか,耐性を持ってしまうとか.
 なんてことを考えて読んでいたら,やはりこのyellow crezy antsアシナガキアリ はアフリカのアリだそうで,このような議論はグローバル化した社会で既存の種が人為外来種に脅かされているという一般論に帰着するのでした.
  news@nature.com より
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by quesaisje00 | 2004-07-25 20:40 | 社会