http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v393/n6685/abs/393573a0_fs.html
動物の平和さ,のんきさを描いて大ヒットしたK.Rorenzの』『ソロモンの指環』はもう昔の話で,現在の生物学では各個体は徹底的に利己的に振る舞い,他の個体を助けることが有利なとき,そしてそのときに限りreciprocity(相互依存あるいは互恵)が成立するとされている.
そのように考えると,人間社会にこれほどまでにreciprocityが成立するのはなぜか?
世界がもし2人の人間で構成されており,かつお互いがしばらくの間生きつづけるなら,彼らは(これをゲーム理路ではプレイヤーと呼ぶ)そのときは多少自分が不利益になっても相手を助けたほうがいい.次に相手から助けてもらう可能性を高めるためだ.
しかし現実の世界のようにプレイヤーがたくさんいて,お互いに2度と出会わないような状況で互恵関係がこれほどまでになりたっているのは不思議である.実際に多くのコンピューターシミュレーションではN人ゲームの状況において互恵関係の定常化をみていない(2につづく).
動物の平和さ,のんきさを描いて大ヒットしたK.Rorenzの』『ソロモンの指環』はもう昔の話で,現在の生物学では各個体は徹底的に利己的に振る舞い,他の個体を助けることが有利なとき,そしてそのときに限りreciprocity(相互依存あるいは互恵)が成立するとされている.
そのように考えると,人間社会にこれほどまでにreciprocityが成立するのはなぜか?
世界がもし2人の人間で構成されており,かつお互いがしばらくの間生きつづけるなら,彼らは(これをゲーム理路ではプレイヤーと呼ぶ)そのときは多少自分が不利益になっても相手を助けたほうがいい.次に相手から助けてもらう可能性を高めるためだ.
しかし現実の世界のようにプレイヤーがたくさんいて,お互いに2度と出会わないような状況で互恵関係がこれほどまでになりたっているのは不思議である.実際に多くのコンピューターシミュレーションではN人ゲームの状況において互恵関係の定常化をみていない(2につづく).
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by quesaisje00
| 2004-07-24 04:34
| 心理学